本日8/15は終戦の日、自由民主党都連壮年部で靖國神社昇殿参拝を行いました。大東亜戦争終結から80年、我々は先人の犠牲の上に今の平和な日本があることを決して忘れてはなりません。その思いを持って、お国のために戦い、尊い命を犠牲にされた御英霊に対して、哀悼の誠を捧げました。
※終戦の詔書と開戦の詔書に触れる機会も少ないと思いますので、全文のリンクとともに現代語訳をつけて、掲載しておきます。
「終戦の詔書(しゅうせんのしょうしょ)」とは、第二次世界大戦において日本が連合国に降伏することを国民に公表し、その理由や今後の方針を示した天皇の詔書(天皇が国民に向けて発する公式文書)のことです。
正式には「大東亜戦争終結ノ詔書」と呼ばれ、1945年(昭和20年)8月14日に発せられ、翌15日、昭和天皇自らが玉音放送によって朗読し、全国に伝えられました。
昭和20年8月14日
https://www.digital.archives.go.jp/gallery/0000000002
現代語訳
私は、世界の情勢とわが国の現状を深く考え、非常の手段によってこの戦局を収めようと思い、ここに忠実で善良な国民の皆さんに告げます。
私は政府に命じ、アメリカ・イギリス・中国・ソ連の4か国に対し、共同宣言(ポツダム宣言)を受け入れる旨を通告させました。
もともと、国民の安らかな生活を願い、世界の国々と共に栄えることは、皇祖皇宗(歴代の天皇)の教えであり、私の常に心がけてきたところです。
今回、アメリカやイギリスに宣戦したのも、実はわが国の自存と東アジアの安定を願ってのことであり、他国の主権を奪い、領土を侵すようなことは、もとより私の望むところではありません。
しかし、戦争はすでに4年を経過し、陸海軍の将兵の勇敢な戦い、政府や役人たちの努力、そして国民1億の奉公がそれぞれ最善を尽くしたにもかかわらず、戦局は必ずしも好転せず、世界の情勢もまた我が国に有利ではありません。
さらに敵は新たに残虐な爆弾(原子爆弾)を使用し、しばしば罪のない人々を殺傷し、その被害は実に計り知れないものとなりました。
それでもなお戦争を続ければ、ついにはわが民族の滅亡を招くだけでなく、人類の文明をも破壊してしまうでしょう。
こうなっては、私は何をもって国民を守り、皇祖皇宗の神霊にお応えすればよいのでしょうか。
これが、私が政府に命じて共同宣言を受け入れる決断をした理由です。
私は、わが国と共に終始東アジアの解放に協力してくれた同盟国に対して、遺憾の意を表さずにはいられません。
また、戦場で命を落とした者、職務に殉じた者、不慮の死を遂げた者やその遺族を思うと、胸が張り裂ける思いです。
さらに、戦傷を負い、災害に遭い、家業を失った人々の生活については、私は深く心を痛めています。
思うに、これからわが国が受ける苦しみは、もちろん並大抵ではありません。
国民の皆さんの気持ちも私はよくわかっています。
しかしながら私は、時代の流れに従い、耐えがたいことも耐え、忍びがたいことも忍び、もって未来永遠の平和を開きたいのです。
私は、ここに国体(天皇を中心とした国のあり方)を守り得て、忠実な国民の誠意を信じ、常に国民と共にあります。
もし感情の赴くままに軽々しく騒ぎを起こし、あるいは同胞を排斥し合い、互いに秩序を乱し、大義を誤って信義を世界に失うようなことがあってはなりません。
国民は一丸となって子々孫々に至るまで、日本の不滅を信じ、任務の重さと道の遠さを思い、すべてを将来の建設に傾け、道義を重んじ、志を固く保ち、誓って国体の真髄を発揚し、世界の進運に後れを取らないことを期してください。
国民よ、よく私の意を理解してください。
現代語訳:ChatGPT-5 による生成(2025年8月作成)
昭和16年12月8日
https://www.digital.archives.go.jp/das/image/F0000000000000038679
天の助けをいただき、万世一系の皇位を継承する大日本帝国天皇は、ここに忠誠と勇気ある国民に告げます。
私はここに、アメリカ合衆国およびイギリスに対して戦争を宣言します。
陸海軍の将兵は全力を尽くして戦いに従事し、官吏は職務に励み、国民はそれぞれの持ち場で義務を果たし、一億国民が心を一つにして国の総力を挙げ、この戦いの目的を達成するよう努めなさい。
もとより東アジアの安定を確保し、もって世界の平和に寄与することは、偉大なる皇祖、そして先帝が築かれた遠大な方針であり、私が常に心に留めてきたことです。
また、諸外国と親交を深め、世界の国々とともに繁栄を享受することは、帝国が常に外交の基本としてきたところです。
しかし今、不幸にもアメリカとイギリスとの間に争いが生じるに至ったのは、まことにやむを得ない事情があります。
決して私の望むところではありません。
かつて中華民国政府は帝国の真意を理解せず、みだりに事を起こして東アジアの平和を乱し、ついに帝国をして武力をとらせ、ここに4年以上の歳月を経ました。
さいわいに国民政府の刷新があり、帝国はこれと善隣の関係を結び、互いに協力するに至りましたが、重慶に残る政権はなお米英の後ろ盾を頼り、同胞同士が争いをやめようとしません。
米英両国はこの残存政権を支援して東アジアの混乱を助長し、平和という美名に隠れて東洋制覇の野心をたくましくしています。
さらに同盟国を誘って帝国の周辺で軍備を増強し、我が国に挑戦し、帝国の平和的な通商を妨げ、ついには経済断交を強行して帝国の生存に重大な脅威を与えました。
私は政府に命じて、事態を平和的に解決しようと長く忍耐を重ねてきましたが、相手は少しも譲歩する姿勢を見せず、むしろ問題の解決を引き延ばし、その間に経済的・軍事的な脅威をますます増大させ、我が国を屈服させようとしています。
このまま推移すれば、東アジアの安定のために帝国が積み重ねてきた努力はすべて水泡に帰し、帝国の存立もまた危機に瀕するでしょう。
事ここに至っては、帝国は今や自存自衛のために立ち上がり、一切の障害を打ち破るほかありません。
皇祖皇宗の神霊が天上から見守る中、私は国民の忠誠と勇気を信じ、祖先の遺業を発展させ、速やかに戦争の原因を取り除き、東アジアの永遠の平和を確立し、もって帝国の栄光を保つことを期します。
現代語訳:ChatGPT-5 による生成(2025年8月作成)