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報徳の教えに学び、新たな一年へ

― 報徳二宮神社参拝 ―

毎年欠かさず参拝している報徳二宮神社
今年も新年の始まりに足を運び、静かな境内で心を鎮め、二宮尊徳翁の教えと向き合う時間を持つことができました。

尊徳翁は、江戸時代末期に小田原藩の農家に生まれ、幼少期から困難と向き合いながら、人々の暮らしを豊かにする実践を続けました。荒廃した村々の再建に生涯を捧げ、その数は600余に及ぶと伝えられます。その思想の根幹となるのが、「至誠」「勤労」「分度」「推譲」という報徳の教えです。

この報徳思想は、単なる過去の知恵ではありません。
その核心は、「自分の役割を確実に果たし、得た力を次へつなげる」という普遍的な生き方にあり、時代を超えて多くの人に影響を与えています。

たとえば、近代日本の産業界では、

  • 渋沢栄一が「道徳と経済の合一」という立場から
  • 松下幸之助が「人間尊重」の経営哲学として
  • 稲盛和夫が「正しい判断基準としての倫理観」を掲げて

尊徳翁の精神に共鳴し、それぞれの道で大きな成果を残しました。
また、尊徳翁の教えを直接受け継ぎ、実践・普及した人々の活動は、地域や職場、社会全体にまで広がっていきました。

そして今日、教育の現場にも報徳の心は脈々と受け継がれています。
大谷翔平選手の母校である花巻東高等学校では、学校の教育理念として「報徳の精神」が掲げられています。
勤労や責任感、他者への思いやりを重んじ、個々の力を伸ばしながら社会へ貢献していくこと――
この教育方針こそ、まさに尊徳翁の教えと通じています。

報徳二宮神社の境内に立つ像を見つめると、
「一歩一歩、徳を積み続けることの尊さ」
が改めて心に響きます。

新しい一年も、
派手さよりも確実さを。
大きな成果よりも小さな積み重ねを。
この報徳の精神を胸に、日々の歩みを進めていきたい――
そんな決意を新たにしました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

東大和市議会議員 森田博之

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